
「不死身ごっこ」 感想
ボカロ紹介 第1回
公開日: 1/26/2026
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こんにちは、Rafka です!
今回は前から書きたかった、ボカロ曲をオススメする記事を書きたいと思います。
第一回は、先日公開されたばかりの、ピノキオピーさんの「不死身ごっこ」です!
曲紹介
まずは私の話の前に、曲を聴いてみてください!

「不死身ごっこ」は、ピノキオピーさんが 2026 年 1 月 23 日に公開した楽曲です。
作詞・作曲・映像構成はピノキオピーさんで、
イラスト・映像監督は寺田てらさんが、
アニメーションは森の爺さんが、
彩色は夜行さんが、
そして映像のダンスの振付は Kaju (METEORA st.) さんがそれぞれ担当し、
ボーカルは初音ミクが務めています。
ピノキオピーさんと寺田てらさんとのタッグは、「甘噛みでお願い」以来ですね。
その他驚いた点は、今回の映像には振付師さんが参加されていることで、
MV のダンスが非常にキャッチーで、サビの歌詞とノリの良さで引き込まれるなぁと感じました。
それから、この曲は 2026 年 1 月 28 日にリリースされる、
ピノキオピーさんのニューアルバム「UNDERWORLD」に収録されます。
歌詞について
それでは、個人的に気に入った歌詞の部分について、引用しながらコメントしていきます。
大丈夫 脳みそ抉られたってすでに空っぽだし大丈夫 心臓潰されたって心痛まないし大丈夫 現実に噛まれちゃってはらわたをブチ撒けたって「全然ダメージ通ってない」ってふりするのがデフォってなんでだい?ねえ?
いきなり冒頭の歌詞ですが、
ピノキオピーさんの歌詞は、
普段あまり意識していないような事柄を独特な視点で描くのが本当に素晴らしいなと思っていて、
この冒頭の歌詞についても、
不死身の存在なら、脳みそも心臓もはらわたも無いからダメージを受けないことを表しつつ、
逆説的に、生きている人間なら辛いことにあったらダメージを受けるのが当然であることを示して、
それでも「全然ダメージ通ってない」ってふりをしている人がいて、
その様子を 不死身ごっこ と曲のタイトルにつなげているのが、分かりますね。
冒頭でコンセプトが分かり、私はすごく惹かれました。
不死身ごっこしよ 血を吐いてダンスしよ100%死んじゃう未来は忘れて いえい
生きているものは最後には死ぬという歌詞は、
ピノキオピーの曲にはよく出てきますよね。
「神っぽいな」には「人生のネタバレ死ぬっぽいな」ってありますし、
「モチベーションが死んでる」には「生まれるから死ぬ」ってありますし、
「Honjara-ke」にはより直接的に、「人は死ぬ」って出てきますね。
ここだけ切り取ってクローズアップすると、
だんだんと死ぬために生きているようなネガティブな感じになってしまいますが、
どちらかというと私は、だからこそ生きている時間を大事にしよう、楽しく生きようと、
そちらのように聞こえてきて個人的には元気が出ます。
最強ぶってる奴も死ぬ今日はビジュ良い奴も死ぬ愚かで馬鹿な奴を冷笑する奴も死ぬ
ここも良いですよね。
さっきの歌詞の延長ですが、
最近のトレンド的表現を用いて、
人間誰でも最後は死ぬんだといった感じでしょうか。
かりそめの生命の海でずっと揺蕩っていたいよいつか終わっちゃうけど君と永遠に
たとえそうでも、大事な君と一緒にいたいということで、
今まですごい客観的な視点で書かれていたのが、
ここで「君と私」の主観的な視点に変わっていて、
この対比がすごく良いなと思いました。
さらにここには、 終わっちゃう という言葉と 永遠に という言葉の対比もあって、
これは完全に矛盾しているわけですが、そこに生きていることとか感情の複雑さみたいなものを感じる、
良い表現だなと思いました。
不死身ごっこしよ 喉笛切って歌おう残酷な世界 カリカチュアして いえい
「カリカチュア」という単語は知らなかったので、調べてみました。
Wikipedia から引用すると、
人物の性格や特徴を際立たせるために(しばしばグロテスクな)誇張や歪曲を施した人物画(似顔絵)のこと多くは絵画・イラストレーションなどグラフィックな形式において用いられるが、同種類の文学的な表現に関してこの言葉が使われる場合もある
という事で、誇張的な表現が加えられた風刺画のようなものを指すようです。
それを踏まえて考えたときに、
この歌詞は「不死身ごっこ」自体のことを指しているのかなと、
少し思いました。
「不死身ごっこ」は、
生きているから本当は辛いのに、ダメージを受けていないように振る舞い、
不死身ごっこをしなければ生きていけないような、
残酷で意味不明な人間社会を描いていると解釈できますが、
人間社会の意味不明な点としてはもっと色々な側面があるはずで、
この曲ではその中の一つを「不死身ごっこ」としてある種誇張して描いているという歌詞で表現することで、
曲そのものに対しても自己批判的な視点を持たせているのかなと、
そんな風に感じました。
このあたりの表現は、前回のアルバムの「META」にも少し通ずるものがあるかなと思ったり。
まとめ
というわけで、ちょっと乱文気味ですが、
ピノキオピーさんの「不死身ごっこ」について感想を書いてみました!
寺田てらさんのイラストとかわいい振り付けの MV に加えて、
ノリの良い曲とリズムで非常にキャッチーですが、
ピノキオピーさんらしい視点や言い回しで、
とても良い曲だなと思いました!
上でも少し書きましたが、この曲は 2026 年 1 月 28 日にリリースされる、
ピノキオピーさんのニューアルバム「UNDERWORLD」に収録されますので、
ぜひそちらもチェックしてみてください!
今回の記事を書いていて思いましたが、
今度のアルバム「UNDERWORLD」は、
雑な言い方ですけど 社会の闇 みたいな、
普段見えないもの、見ないようにしているものを描いた曲を集めているんですかね。
普段見えない部分なので、 地下世界 みたいな。
その最後の曲に「極論」を持ってくるのも面白いなと思いました!
アルバムの到着が今から楽しみです!!
それでは、また次回お会いしましょう👋
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